TAG
自分が損をしないと分かっているとき、人は驚くほど簡単に規律を失う。人の金で楽しむ、寄生する、公私を混同する——痛まない財布が節度を溶かす構図を見つめる読み物。
地方から若者が出ていくのは「仕事がないから」だと言われる。けれど仕事はある。ないのは、外の世界で当たり前になった水準で働ける場所のほうかもしれない。大学進学で街を出ようとする高校生の目を通して、地方の働く場所が時代から取り残されていく構図を見つめる読み物。
セルフブランディングが口癖の経営者。自費出版、SNS露出、誰も見ていないのにインタビューに答えるような受け答え。ブランドは自分でつくれるのか。それは他者のタグ付けでしか成立しないのではないか、と問う。
できる人に仕事が集まるのは美談ではなく、組織が腐敗している証かもしれない。分別されないごみを処理できるごみ箱にだけ捨て続ける——その構図は掃除当番の押しつけと同型。仕事の偏りを突き放して見つめる。
自分が何をしているか分かっていない人は、その行いの善悪も判断できない。売上を、財務を、強みを言える社員がどれだけいるか。互いに無関心な組織は、存続のリスクとモラルハザードの危機にさらされている。
銀座、六本木、西麻布。夜の歓楽街は交際費で毎夜にぎわう。娯楽は本来、自分の金で楽しむもの。人の金で毎晩クリスマスをしようとする者が、最後にどこへ行き着くかという話。